遠く聞いた潮騒は
寄せては返すところを映して
忘れかけた景色 もう一度探しに
この海へ一人来たの
夢の続き 見てるよう
きらめく波も夕日に溶けてく
笑顔だけを心のフィルムに焼き付け
想い出に変えてしまったあの日
大切なもの失ってから
初めて私 気づくなんて
わがまま過ぎた罰だわ
今はもう肩に回す腕もない
雨の日にはロードショー
いくつもの恋見つめてきたのに
ラストシーンいつか 二人に重ねて
あなたの瞳逸らしてうつむいてた
日曜日には海辺のこの店
あなたの席はいつも同じ
冷めた紅茶をいくらかけ混ぜても
もう戻れない あの日に
大切なもの失ってから
初めて私 気づいたのよ
痛みもいつか優しさに着替えて
微笑むから 忘れて