ありふれた出会いに ありふれた会話に
あんなに 季節は かがやいていた
人並に流され 振り向けば いつしか
ふと捕まってた 夕闇の中
淡い哀しみ…
遠い想い出に ふいに誘われ
一人見に来たの ビルの上のアクアリウム
いつか二人で 潜ろうよって
素敵な夢くれた でも繋げずに見ていた
ガラスの海
初めてのデートに ぎこちない話題に
あんなに 季節は ときめいた
人並にまぎれて 気が付けば あなたを
ふと探している 焼けた横顔
淡い面影…
泳ぐ魚たち 深い水素
そっと見上げたら きらめきながらにじんだ
淋しさなんて やがて消えると
言い聞かせていたわ
なぜあなたとの恋だけ 立ち止まる？
ありふれたケンカに ありふれた別れに
それでも 季節は 輝いていた
金槌のくせして 真似をして揃えた
ダイバーズウオッチ そっと外すわ
ガラスの海で…