あなたにさよならを 上げた日から
ときめく気持ちさえ あの子にさらわれたみたい
そっと日傘の影で つくため息
海沿いのアスファルト 立ちすくんでるの
ダメね ひとりっきりの夏は
あなたばかりを振り向いてしまう
通り過ぎた道は
鮮やかだった昨日がいっぱい
痛いほどきらめく(あの頃に戻りたい…)
ガードレールの向こう 濡れた浜辺
真っ赤なビーチボール いじわるなほどはしゃいでる
あなたはポケットに 隠してたね
あの子の写真だって 気が付いてたの
そうね ひとりっきりの夏は
笑い声だけ思い出すけれど
不安重ねながら
素知らぬ顔で涙を抱いてた
問い詰めてしまえば(さよならになるから…)
そう 無邪気な笑顔で 困らせたわ
突き放せなくなるって 見抜いての夜
そうね ひとりっきりの夏は
無理して繋ぐ 愛をほどくため
いつか見つけ出すわ
同じ心で寄り添える人を
痛いほどきらめく(あの頃を残して…)
(ひとりっきりの夏は)
あなたばかりを振り向いてしまう
(通り過ぎた道は)
鮮やかだった昨日がいっぱい