夕陽が燃えつきた海 冬へ急ぐ潮風
ため息の中に 立ち止まる あなたと私
砂浜に並んでいる さっきまでの足跡
滑りこむ波が 影もなく さらってゆくわ
多分 ここで さよならを言われるのね
胸の 奥で 潮騒が暴れる
神様は当てにならない
風向きさえ変えられない
目の前の くちびるが
ピリオドの言葉 告げたの…
引き止めても無駄なのね
夢を追いかけるのね
隣にいたけど 違う星
見つめていたの
砂に埋もれたパラソル
静けさを見せつける
あんなにはしゃいだ 夏の日は
もう遠いのね
「ごめん」 なんて 切ない瞳はやめて
拍手 なんて 今はできないから
幸せなんかにならないで
すぐに誰か見つけないで
夕暮れが 淋しくて
悔やんだりして あなたも…
神様は当てにならない
じっとも助けてくれない
泣き顔の 瞬間に
自分で背中を 向けたの
幸せなんかにならないで
私の涙止まるまで
春風に 出会う頃
思い出にするわ あなたを…