止めて 時を その唇で
まばゆい一瞬を
止めて 夏を プリズム色に
胸に焼き付けて
パンドラの小箱を開けるように
あなたの心の中
そっと覗いたら恋はどこかに
逃げてしまうかしら
引き潮の 濡れた砂
あなたの背中
後ろから 抱きしめて
鼓動だけ感じたい
燃える 想い ねぇ切なくて
一秒がつらいの
たとえ 誰か 悲しませても
もう離れないで
白いセイルの箱舟に乗って
陽炎の外海を
誰も追いかけて来ないところへ
流されて行きたい
鮮やかな 夏の影
落とす陽射しが
空色を 染めながら
子の胸に溢れるの
燃える 想い ねぇ苦しくて
頬にこぼれたなら
抱いて 強く めまいするほど
もう離れないわ
止めて 時を 祖の唇で
まばゆい一瞬を
止めて 夏を プリズム色に
胸に焼き付けて