夜の関越をルーフのスキーふるわせて
急げば雪解けの道
羽をあげながら気の早い春連れてくる
朝日とレースするの
終わった恋は もう大丈夫だから
みんなで騒ごう
ポロシャツに照り返す陽射しを浴びて
滑ろうよ 4月のゲレンデを
思いっきりシャーベットの雪巻き上げ
青空に続くダウンヒルを
駆け抜けるの
銀のサングラス流れ去る遥かな尾根は
緑に光るパノラマ
コインを賭けたならプッシュの罠を飛びこえて
みんなとレースするの
サンオイルの切なすぎる匂いは
まぶしい思い出
バンダナに透き通る風を感じて
滑ろうよ ゴールのロッジまで
思いっきり缶ビールをシェイクしたら
青空にもう哀しみなんて
吹き飛ばすの
ポロシャツに照り返す陽射しを浴びて
滑ろうよ 4月のゲレンデを
あざやかな私だけのこのシュプール
いつの日か微笑んであなたに
追いつきたい